入院2日目

午前9時前、病棟から手術室へ。

足に血栓予防の機械を装着(機械といっても薄いシートみたいな感じ。圧迫したり緩んだり)し、車椅子に乗せられて。

手術室手前で帽子を被り、手術する箇所を確認し、いざ手術室。

うん、手術室でした。

テレビで見るほど重苦しくはないですが、照明は立派に手術室のそれでした。

狭い&高い手術台にどっこいしょと載りまして、肩のスナップボタンを外され手術着を剥かれ、未知の手順に!!!?!???!となりながら天井を見上げるしかできず。

しかしまぁ手術前とは思えない軽さの会話でしたね、それはある意味助かりました。おかげで鼻がかゆくなりました(?)

麻酔のマスクを装着したらほんのりとアルコール臭。

あー麻酔ってこんなもんかーと思ったら

 

目が開けたら腹が痛い。生理痛みたいな感じで腹が痛い。

「終わりましたよー」と言われてあぁこれ手術終わったから腹が痛いのかと。

麻酔がいつ効いたのかも分からないし、いつ落ちたのかも分からんし、どのくらい眠りこけてたのかも分からない。

麻酔ってしゅごい

で、目が覚めたとたんベッドにどっこいしょ!と力技で持ち上げられて移動。さすがにこれは痛かった。

そのあとはがらがらと病室に送られました。

 

寝てたのであっという間でしたが、2時間くらい寝てたらしいです。

麻酔で気分が悪くなるのを覚悟しておりましたが、そんなことは全くなく。

ただしっかり頭はやられてました。取りとめもないどーでもいいくだらない話をお見舞いの母にお見舞いしてやりました。

ぴりぴり痛むので痛み止めをお願いしたらまさかの筋肉注射でした。いや、飲めないから注射しかないけど筋肉注射って…事前に教えてよ!って思いましたね。しかも2本。

めちゃくちゃ痛かったです。

17時から水は飲めるということで17時まで我慢すればよかったです。ハイ。

 

ところで手術着の下にパンツを履いていたのですが、いつの間にか綺麗に剥かれて綺麗に包装されて後ほど病室に届けられました。

尿管ぶっさされオムツはかされという状態です。

で、その尿管なのですが、流れない事態が発生しまして。

尿管って流れてる感覚はなくともしっかり尿が流れているんですよね。

それが流れない。膀胱に尿は溜まる。トイレに行きたい。でも排泄できない。

排泄できないのに尿意があるって地獄でした。脂汗が出ました。

看護師さんに助けを求めたのに一度はスルーされる悲しさ。本気で尿管ぶっさされてる患者さんは永遠の尿意に耐えているのかと思いました。

まぁ流してもらって助かりましたが。

チューブ内の流し方を覚えた母は楽しそうに私の尿を流しておりました。

母「これも…愛よ!」とのことでしたがあまり嬉しくなかったです。

 

この日のうちに摘出したものの報告がありました。

髪の毛と脂肪。

どこまでデブで、どこまで毛深いんだと母と話しました。

 

夜になり看護師さんから「明日歩くから横向きになったほうが楽よー」と言われまして。

まじかよと思いました。横すら向けない。痛いから。

どっこいどっこい動きながら横向きで寝ました。

痛みで寝れない!なんてことはありませんでした。医療の進歩に乾杯。